ビレッジプレス
1985-2021

 
 
 

発行書籍

小林正典「3・11と1・17 ─大震災─」

 
ISBN978-4-89492-177-1 C0036
定価1,500円+税
 
2011年東日本大震災と1995年の阪神・淡路大震災をいち早く現地入りして取材したフォトジャーナリスト小林正典(1994年「国連写真家賞」受賞)の最新写真集。
両震災の体験・取材記録を國森康弘(フリーフォトジャーナリスト・元神戸新聞記者)が文章を寄せる。

「内戦、地雷、貧困など不条理に苦しむ人々を取材してきたが、平和な日本で起きた2つの大震災は私を揺るがした。
 阪神淡路大震災の朝、大阪の自宅ベランダからも阪神方面の広い範囲で黒煙が上っているのが見えた。混乱の中、20キロほどの距離の被災現場に着いたのは地震当日の夕方だ。(中略)
 16年たち、阪神大震災の記憶が薄れた2011年3月11日、自然の脅威を人間は思い知らされた。東北を襲う津波の映像に衝撃を受けた私は、1000キロという距離に一瞬ためらったが、当日夜に大阪を出発。翌3月12日には仙台市宮城野区で撮影していた。…」(著者まえがきより)

装丁 大野直彦